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マナーとエチケット

マナーとエチケットの使い方で、時々おかしい人がいますね。

まずはgooの辞書の意味からご紹介します。
【マナー】行儀。作法。礼儀。
【エチケット】礼儀作法。(フランス語)

よく分かりませんね。これが辞書の悪いところでもありますが。
そこで、「ルール」と比較しながら、説明したいと思います。

まず、マナーとは、社会で周りの人に迷惑を掛けない為の礼儀です。ルールは、法律やスポーツのような明文化されたもので、基本的に例外がありません。ですから、電車の中で電話するという行為はマナー違反ですが、車両に1人だったら問題ありませんし、災害時に安否の連絡をすることはマナー違反ではありません。集団がなければ存在しないのがマナー違反ですが、ルール違反は常に存在します。

次に、エチケットですが、これは訳の通り「礼儀作法」のことです。ですから、「作法」自体がないものには、エチケットは存在しません。使用範囲は限られていて、主にヨーロッパの文化や伝統による作法に対して使われるようです。例としては「ヨーロッパ式の食事」や「ゴルフなどの紳士のスポーツ」などがそうですね。

私が気になっている誤用でいうと、「マネーにもマナーを」と訴えているCMがあげられます。全てが誤用とは言えませんが、1対1の場合は「マナー」ではなく「礼儀」か「心遣い」ですね。

それから、電車や映画館内では、マナーを箇条書きのように定義する風潮がありますが、これもおかしいですね。電話で話すのも、大声で会話するのも、イヤホンからの音漏れが酷いのも、耳障りな音を立てるのも、狭い空間で新聞を広げるのも、状況によってはマナー違反です。マナーの意味を知らないのか、定義がなければ守れないのかは人それぞれでしょうが、本来のマナーは状況がなければ定義できないことのはずです。

上記の例のように、日本ではマナーの悪い人ばかりが取り上げられているように感じますが、それでも、日本人のマナーに対する意識の高さは、アジア随一であることは確かですね。帰国した時には、駅・トイレ・レジなどで順番を守る人達を見ただけで感心したものです。

 


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アジリティーの意味

サッカーの番組を見ていると、アジリティーと言う言葉を耳にしますね。日本語にすれば「俊敏性」です。南米の個人技、ヨーロッパの高さ強さに対して、日本人の特徴として挙げられる能力です。

それにしても、分かりにくいですね。日本語に直したところで、「アジリティー(俊敏性)」と「瞬発力」の違いについてさえも、はっきりしません。

私自身、このアジリティーを正確に把握しているわけではありませんが、車に例えたらこんな感じだと理解しています。
 ・ 車体が大きい ⇒ 背が高い・体が大きい
 ・ 馬力がある ⇒ 力がある
 ・ 加速性能が高い ⇒ 瞬発力がある
 ・ 操作性が高い ⇒ 技術が高い
 ・ 燃費が良い ⇒ スタミナがある
 ・ 軽くて小回りが利く ⇒ アジリティー

要するに、ちょこまかと動くのが日本人サッカー選手の特徴であり、「アジリティー」なんでしょうね。(違っていたら済みません)

この日本人の特徴に「操作性能」と「燃費の良さ」が加われば、まさに日本車と日本サッカーが合致しますね。実現すれば、サッカーでも世界に通用するのではないでしょうか。

それにしても、サッカーには外国語が多いですね。オフサイドやシミュレーションといったファールや、ボランチやスイーパーといったポジションは当然ですが、キャプテンシーやアジリティーといった能力までもが外国語で言われるようになりました。能力などはサッカー用語ではないので、日本語のままでいいのでは…。

 


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キャプテンシー(captaincy)の意味

サッカーを見ていると「キャプテンシー」と言う言葉を耳にしますね。
 例:宮本は練習でもキャプテンシーを発揮していました。

いったい、どういった意味で使っているのでしょうか。クイズを作ってみたので考えてみてください。
 1.統率力
 2.指導力
 3.キャプテンの資質
 4.キャプテンが果たすべき役割を遂行する能力
 5.キャプテンの職(地位)

考えましたか。それでは解答です。


辞書に書いてあった意味が(5)です。これが本来の意味だと思いますので、これが正解です。ということは、例文のような使い方は間違っているんですね。

他のブログなどに書いてあった説明が(3)と(4)です。しかし、キャプテンの役割自体が曖昧なものですから、その資質や遂行能力といったものが何を指すのか不明です。もし「チームをまとめること」がキャプテンの役割なら、「統率力」と言えばいいだけですよね。意味を曖昧にすることは、自分の意思を正しく伝達できなくするだけです。

(1)と(2)は辞書にあるリーダーシップの意味です。私が聞いている限り、リーダーシップでいいような気がします。「リーダーシップ」と「キャプテンシー」を明確に使い分けられているのかも疑問です。

リアルの意味範囲が拡大している」でも書きましたが、本来の意味とは変化しているようですね。


そこで、「意味」ではなく「使われ方」を分析してみました。
 ・監督や教師には「指導力」、キャプテンには「キャプテンシー」、キャプテン以外の選手には「統率力・リーダーシップ」を使う。
 ・立場で使い分けているが、意味は統率力やリーダーシップと同じ

こんな感じではないでしょうか。


辞書ではなく、英語本来の使われ方をご存知の方がいらっしゃいましたら、その意味とニュアンスを教えてください。宜しくお願いします。

 


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