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オバマ氏を黒人というのは人種差別では

アメリカ民主党上院議員のオバマ氏について、「黒人初の大統領なるか」のような記事が各紙で書かれていますが、オバマ氏に対して「黒人」という認識を示すのは、人種差別になるのではないでしょうか。

皆さんご存知の通り、彼の母親は白人です。なのに、彼を黒人とするのは、少しでも黒人の血が混ざったら黒人だという考え、すなわち純血・混血という考えに基づくものです。

この純血・混血という考え方は非常に危険で、お隣韓国は「人種的な優越主義を表すもの」として国連の人種差別撤廃委員会から注意を受けたほどです。

オバマ氏を見て、直感的に黒人と思ってしまうのは仕方がないことかも知れませんが、少なくともこのブログをご覧になった方は、人種差別的発言とも取られることを、頭の隅に留めておいてください。

 


この記事のカテゴリー:アメリカ , comments(12)

コメント

在米のものです。

ほんの少しでも黒人の血が入っていたらブラック。
アメリカではそれが現実ですよ。

見た目で判断されることが非常に多いと思います。
つまり、たとえば白人4分の1、黒人4分の3であっても、見た目は金髪碧眼といった白人らしい容貌であるならば(そういうことも起こり得る)、世間はその人を「白人」と認識するでしょうし、白人8分の7、黒人8分の1といった混血であっても、見た目がアングロ系でなければ世間はその人を「黒人」と認識するということです。
Comment by m @ 2008/08/30 6:28 AM
アメリカからありがとうございました。せっかくなので、もう少しお教えください。

アメリカのメディアでも、はっきりと"black"と言っていますか。私が聞いた限りでは、黒人という直接的な表現はなかったので、一応メディアでは建前や配慮を示していると感じていました。

少なくとも日本のメディアでは、これが差別や人種問題に関係しているという意識さえないようです。
Comment by 左近 @ 2008/08/30 1:29 PM
左近さま

こんばんは。
「つなげられる」のテーマで、お世話になった、
欧州在住の者です。

前から気になっていたのですが、
日本語で「黒人」と言った場合、差別用語にあたるのでしょうか。
あたるのであれば、差別用語でなく、
同じ内容を表現できる言葉は、あるのでしょうか。
例えば「黒色人種の方」とか?
また、かなりテーマから外れるのですが、
「韓国人」「中国人」というのは、差別用語なんでしょうか。
もし、よろしかったら、教えてください。

ちなみに、こちらでは、「黒人」や「ユダヤ人」と言った場合、
差別用語と差別用語でない気を使った!?言葉があります。

そして、オバマ氏の表現は、
こちらでも、「初の黒い大統領」です。
どのみち、CNNの直訳だと思います。

私個人としては、特に政治に興味があるわけでもないので、
こちらのサイトで、初めて、オバマ氏が、混血であることを知りました。
はっきり言って、純黒人でも半分白人半分黒人でも(何色でも)、
好感の持てる方だと思いました。

そんな知識もろくにない者のつたない意見なのですが、
誰かの色を間違って報道したり宣伝したりするのは、
単なる間違いや誇張であって、差別ではないような気がするのですが・・・

しかも、オバマ氏は、彼が有色人種であるのを、
あえて選挙の宣伝に使っているように見えて仕方ないです。
どの道、白人が、彼に喜んで投票するのは期待できないとして、
ここで、半々を強調して、純有色人種にまで、違和感を持たれても困るでしょうし・・・
アメリカ合衆国の全有混色人種が、彼に投票したら、
問題なく選挙に勝てるでしょうし・・・

しかし、一有色人種(私=黄色)として思うことは、
オバマ氏が勝ったら、少なくとも一部の白人は、
今まで歴史的に、「白人」とその他の「有色人種」を区別してきたことに、
後悔するかもしれない!して欲しい!です。
Comment by ラファエラ @ 2008/08/31 2:23 AM
再びお邪魔します。

TVなどのメディアではっきりとblackということはおそらくないと思います。

それは大統領候補者に人種や性別は関係ない...という「フリをしている」から、だと思うんですね。
そう、まさに「polite fiction」なんです。
ヒラリーのことをあえて「女性候補者」と称さないのと同じだと思っていいかもしれません。
こういった場に女性が登場するやいなや「政界のマドンナ」などと騒ぎ立てる日本とは対照的ですね。

ただ、正統派のニュース番組ではblackという表現は使わずとも、そうでない番組、つまりトークショーなどでは普通に「初のblack候補者」「初の女性大統領なるか」などと表現されているとは思いますよ。

結局、一般人の視線ではオバマ氏の第一印象はやはり「史上初の黒人候補者」であり、ヒラリー女史は「史上初の女性候補者」なのが事実だと思います。
国民の間では「黒人vs女性」で、どちらが勝つか...という目で見られているのは間違いありません。
どちらにせよマイノリティーで、歴代の大統領はWASP、つまりWhite Anglo-Saxon Protestantでないとダメだというある種の掟を破ろうとしているわけですしね。

そういう意味では、ミーハー的ではありますが、両者ともマイノリティー、しかも黒人と女性...という事実は、国民の大統領選への関心を高めたといえると思います。

Comment by m @ 2008/08/31 7:15 AM
ラファエラさん

コメントの公開、返信が遅れて、済みません。

私がここで書いたのは、純血や混血という認識は差別とも取られることであって、黒人という単語自体に差別はないと思っています。恐らく、日本全体でも、黒人という単語自体に差別はないはずです。

青山テルマやクリスタル・ケイに対して、黒人と言うことはないのに、オバマに対しては黒人というのも不思議な話です。日本では、ハーフに対して黒人とは言わないはずなのに。

やはり、アメリカのどこかの報道を直訳しただけなんでしょうね。
Comment by 左近 @ 2008/09/06 10:55 PM
mさんへ

コメントの公開、返信が遅れて、済みません。

やはり、主要なメディアでは、オバマ氏に対して、黒人とは言わないようにしているのですね。私が見たアメリカ人のインタビューでもそうでした。トークショーで本音や本性がでるというのも、実にアメリカ的ですね。

ちょっと話がそれますが、日本では弱い立場の人に対して、公平に扱うのではなく、過度に保護する傾向があるように思います。女性や在日韓国人がその例です。
アメリカのような差別のなくならない社会というのも問題でしょうが、日本のような突如弱者が強者に変わる社会も問題のように思います。
Comment by 左近 @ 2008/09/06 11:46 PM
いえいえ、クリスタル・ケイは黒人でしょ。。
Comment by PK @ 2008/11/05 1:20 AM
管理者の承認待ちコメントです。
Comment by - @ 2010/06/21 7:04 AM
白人とか黒人って見た目だけの問題なんじゃないの?
日本では白人とか黒人とか言っても差別じゃないと思うよ。
特に最近は白人を崇拝する気配もないし、黒人に対してはもともと見下してもいない(日本の歴史上黒人とはあまり関わってきてない)し。
日本人は、色の区別をすることはあれど、そこに序列を見出してはいないでしょうね。
背が高い人、痩せてる人、みたいなノリに近いと思います。
Comment by 承認してくれ @ 2012/03/10 12:30 AM
個人的意見だと、見た目が黒くて黒人の血が混ざってれば、黒人と言っても差別ではないと思います。
…と思ったけど、やっぱりミックスという言葉にした方が良いと思う。
外人は、自由すぎて人の気持ちを考えずに物言うっていう偏見がそこから生まれると思うんですよね
核廃止化も人の気持ちが解ってる人の考え方だとすると、世界は自分達のことを自由すぎたと認識し始めてるからじゃないでしょうかと思います。
Comment by 青キジ @ 2012/04/25 10:26 AM
なんだかこのサイトに辿り着いたのでコメントしてみます。アメリカに9年住んでいます。それに、仕事上、アフリカンアメリカンの歴史にとても詳しい黒人の方とのつきあいが多いです。

アメリカでは、以前、奴隷制度があり、特に体の丈夫なアフリカ人を奴隷としてアメリカに連れて来て売り買いしてきた歴史があります。しばらくすると、主に白人のマスターと奴隷女性の間などに(レイプなどによって)、白人と黒人の、日本で言ういわゆる、”ハーフ”の人たちが生まれました。しかし、”ハーフ”の人たちは、半分白人だから、といっても、”人種”差別、政府からのひどい扱い、などから、免れられませんでした。当時、"one-drop rule"なるものまで作られ、1滴でも黒人の血を受け継いでいる人間は黒人として差別されるべき、というような法律が、いくつかの州ではまかりとおっていました。そのような状況の中で、色の薄い黒人は、色の濃い黒人よりも優遇された、などの事実もあったようではありますが、たくさんの黒人たち(ハーフたちも含め)は結束を強めて行きました。アメリカではその時の風潮がまだ残っています。というより、今のアフリカンアメリカンの人たちの間で、白人や他からの血を引いていない黒人を見つけるのはとても難しいです。今のアフリカンアメリカンの人たちのほとんどは俗にいう混血です。アフリカンアメリカンの人たちは、当時のそのような風潮を逆手に取って、どんどん黒人の結束を強め、人数もどんどん増えていっています。なにしろ一滴黒人の血が入っていれば黒人なのですから、黒人は増える一方、白人は減る一方です。

結論を言うと、オバマ大統領は、黒人です。そして、そう言うことが”人種”差別につながるという考えは、(少なくとも私の知り合いの)アフリカンアメリカンの人たちの中には全くないです。というか、そんなこと言い出す人がいたら、逆に怒られます。もし、オバマ大統領が、自分が黒人と呼ばれることに対して、差別だから黒人と呼ばないでくれ、という発言をしたとしたら、アメリカ中のアフリカンアメリカンの反感を買うと思います。私の知り合いの黒人の中で、青い目で白い肌の白人にしか見えない人が何人もいますが、彼らは、黒人として自分に誇りを持っています。日本人がアメリカで差別を受けた歴史を考えて、もし、あるアメリカ人から、”あなたを日本人と呼んだら差別に当たりますよね”って言われたらどう思います?私だったら、日本人であることに誇りを持っているので、”はあ?何言ってるんですか?日本人と呼ばれても差別にならないですよ!逆に失礼ですね、あなた!”ってなると思います。

ちなみに、アメリカでは、日本語で言う黒人のことを、ブラック、とも言いますが、同義語で、丁寧な言い方は、アフリカンアメリカンです。私はオバマ大統領の就任式の日に、ワシントンDCに行きましたが、"The First Africa-American President in the History of United States"という言葉は至る所で聞きましたよ。"The First African-American President" という言葉は、その日の、ワシントンポスト含めあらゆる新聞にもちゃんと書かれていますよ。

ただ、白人と黒人の直接のハーフの人は、両親の育て方によっては、自らのアイデンティティが曖昧になってしまうこともある、というようなことは聞いたことはあります。でも自らのアイデンティティが曖昧になることなんて、誰にでもあり得ますよね。

アフリカンアメリカンの友人たちは、オバマ大統領は、奴隷制を生き抜いて来たアフリカンアメリカンではなく、英国系白人と、アフリカ(ケニア)人の子である、ということで、少し自分たちとは違う存在だ、とも言っていました。

最後に、”人種”、とは、存在しません。DNAレベルでは、アフリカを起源として生き続けて来た、ホモサピエンス、という一種類の人類しか存在しません。”人種”とは、見た目にとらわれた一部の人間が作り出した寓話です。上の方で、中国人、韓国人、というのは差別ですか?と書かれている方がいらっしゃいますが、中国、韓国、というのは、国ですよ。”人種”とは話が違います。国というのも寓話にすぎないと言ってしまえばそれまでですが。”人種”という架空のカテゴリーを使って分けてみれば、日本人も中国人も韓国人も”黄色人種”です。

では長くなりましたが失礼いたします。
Comment by A-I @ 2012/10/14 11:03 AM
管理者の承認待ちコメントです。
Comment by - @ 2013/05/23 12:19 AM
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