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「一般の人」を「業界外の人」に

芸能人が結婚すると、その相手がどのような職業の人かも報道されます。このこと自体は別にいいのですが、その時に使われる「一般の人」という言葉が気になっています。

まず、大辞林に書かれている「一般人」の意味はこうです。
(1)特別の地位・身分をもたない普通の人。普通人。
(2)あることに特に関係のない人。

しかし、芸能人やマスコミ関係者が使う「一般の人」が指す対象を過去の用例を基に分類すると、「皇族」でも「芸能人」でも「スポーツ選手」でも「医者」でも「弁護士」でも「国会や地方の議員」でも「マスコミ関係」でも「経営者」でも「外国人」でもない人のことのようです。

芸能人やマスコミ関係者は、「業界外の人」だけを「一般の人」と言っている訳ではありませんね。要するに(1)の意味で使っているのです。もちろん、露骨な蔑視ではなく、潜在的な意識でしょうが。

私が言葉に敏感なだけで、世間ではたいてい聞き流されているのでしょうが、それでも「一般の人」に区分されて、いい気がする人などいません。「皇族」と対比して使われるのならまだしも、実質「一般の人」である「芸能人」と対比して使われているのですから、なおさらです。

ここは正確に「業界外の人」に言い換えてほしいです。


本文から内容がそれるので、薄い字で書きましたが、この「一般の人」の使われ方って、「セレブ」の使われ方に似ているように感じませんか。本来の意味を軽視し、対象を曖昧にしている点など。

 


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