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「全然大丈夫」は正しい?

「全然いい」「全然おいしい」「全然大丈夫」「全然すごい」…
「全然」の使い方はこれでいいのでしょうか。

改めて説明する必要はないと思いますが、全然には否定表現が付きます。ですから「全然良くない」「全然おいしくない」「全然大丈夫じゃない」が正しい使い方です。

肯定する場合は「とても」とか「断然」とかを使いますね。

ところがgooの辞書には、「あますところなく」と言った意味と共に「一体生徒が全然悪るいです/坊っちゃん」の使用例が紹介されています。文頭の使用例とは意味が異なりますが、肯定文にも使えたようです。

不思議ですね。昔は「使う」→少し前は「使わない」→現在は「意味を拡大させ、使う」と変化しているようです。

 


この記事のカテゴリー:表現 , comments(21)

コメント

「全然面白い」などという言い方を聞くと居心地が悪くなり、連発されると相手に対する人物評価を改めてしまいます。

 若い人がことさらに自己顕示をするために、或いは仲間意識を共有したいために言葉を崩して使うのはご愛敬として、いい大人までが分別もなく影響を受けてしまうのは興醒めです。

 日本語学者の中にも「言葉は時代とともに流動するものだから、いちいち目くじらをたてることもない」と妙に物わかりの良い方も居られます。
 しかし、大人の立場としては、言葉は民族の文化であり、民族の思考の基本であると考えて「正しい日本語」「美しい日本語」とは何かをいつも意識する必要があるんじゃないかと思っています。
 「ものわかりがいい」こととが「物差し(基準)がない」ことにつながり、大切な何物かを次々と失ってしまう、これは戦後の日本人が犯した大きな過ちの一つです。
 変な言葉遣いだと思ったら、どんどん指摘して議論したらどうでしょうか。
Comment by トロワのお父さん @ 2006/06/25 4:02 PM
地域や年代を問わずコミュニケーションを可能にするためには標準語(正しい日本語)が必要ですからね。トロワのお父さんがおっしゃるように、この存在を軽視してしまうようでは、日本語のプロとして失格のような気がします。

このブログで何度も取り上げているように、外国人の日本語より日本人の日本語の方が問題が多いと思います。両者の違いは学習環境ですよね。日本語教師に正しい日本語を習っている外国人と、誤った日本語を使う社会で生活している日本人の違いです。

方言も若者言葉も否定しませんが、正しい日本語が使えないようでは、問題だと思います。
Comment by 左近 @ 2006/06/25 9:03 PM
若い頃、ころんだ後、全然いたくない。大丈夫と言っていましたが、自然といたくないを省略して言うようになりました。私達の世代からですかね。省略して言うようになったの。
Comment by おやじ @ 2006/07/04 6:30 PM
「全然痛くない。大丈夫。」からの省略ですか。面白い意見だと思ったんですが、考えてみるとそうかも知れません。

「明日暇?」「全然(問題ない。)大丈夫。」のように、何が大丈夫かを省略することで、答えも統一できますからね。つまり、何が大丈夫かを明示しないことで、なんにでも使える表現に変えてしまったのかも知れません。

「リアルの意味…」などでも書きましたが、1つの単語に複数の意味を持たせる傾向が、今の日本語にはあると思います。
Comment by 左近 @ 2006/07/04 7:02 PM
全然の後に肯定表現が来るのが
昔は「使う」→少し前は「使わない」→現在は「意味を拡大させ、使う」
でしたら、少し前の、「全然〜」を否定のときだけに使うというのも、昔の人から見たら違和感があったのではないでしょうか?
正しい日本語というのも、「今」正しいのであって「昔」あるいは「未来」正しいのかはわからいような。。。だとすると何を正しいかとして言葉を教育していけばよいのか怪しくなりますが。

通りすがりで失礼。
Comment by @ 2006/07/15 7:52 PM
よく文章を読んでいただければ分かると思いますが、「昔は肯定文"にも"使えた」のであって、「否定文には使えなかった」ではありません。ですから、違和感はなかったと思います。

通りすがりの方に説明したところで、このコメントはご覧にならないのでしょうが。
Comment by 左近 @ 2006/07/15 8:46 PM
再び通りすがれました!(←とこの言葉の使い方も怪しいですね)
いえいえ、「否定文には使えなかった」という意味で書いたのではなく、「否定文にしか使わなかった」という意味でした。分かりにくくてすいませんが。。

確かに、肯定文にも否定文にも使えたものが否定文だけに使うようになったという変化は、違和感を覚えることはなさそうですね。

逆に少し前から現在への変遷のような否定文にしか使えなかったものが肯定文にも使うようになった、とうのは「ん?」と思ってしまうんでしょうか。

長文で失礼しました。
Comment by 通りすがり。 @ 2006/07/18 1:53 AM
全然大丈夫という言い方は、全然大丈夫ですよ。

全然には否定表現が付かないと正しい日本語ではないというのを
一般の素人の人が言うのならば分かりますが、日本語教師が言うのは問題ですね。
しかし、実際にはそういう国語の教員とか大勢いますけどね。

日本語教師で、日本語を教えているのならば夏目漱石の小説くらい
読んだことがあるでしょう。漱石は、全然に肯定表現を付けています。
漱石だけではありませんけど。

全然には否定表現を付けないと誤りであるというのは
日本語の歴史から見れば間違いですね。
Comment by 全然 @ 2007/01/14 2:03 AM
全然さん、こんにちは。

夏目漱石の文章でしたら、本文で紹介してあります。そして、それは「あますところなく」という意味だと説明してあります。しかも、本文の最後に「意味を拡大させ、使う」と書いてあります。できれば、本文をお読みになってからコメントをいただけたらと思います。

また、日本語教師や国語教師を否定的に論じられているようですが、「全然+否定表現」というのは、辞書にも書かれています。一部の個人が主張している内容ではありません。

とは言え、言語は変化します。しかし、日本人が使った日本語は全て正しいという前提では、日本語を教えることはできません。

「正しい日本語」に対する考え方が違うだけで、「全然」を使う人を否定しているわけではありません。ご理解いただけたら幸いです。
Comment by 左近 @ 2007/01/14 5:33 PM
本文のコメントは見てますよ。
それは、極一部の例でしかないです。

漱石だけではありませんけど、と言ったのは漱石以外に
多くの人が使っていたからです。

漱石は、他にも全然を使ってますが、例えば『それから』の中には
「代助には此社会が今全然暗黒に見えた」とあります。

芥川龍之介は、『早春』の中で
「彼の熱情を失ったのは全然三重子の責任である」と書いてます。
芥川龍之介は、『少年』の中でも
「しかし父はどう云う訣か、全然この差別を無視している」と書いてます。

太宰治は、『斜陽』の中で
「あなたは、他の男のひとと、まるで全然ちがっています」と書いてます。

斜陽が書かれたのは昭和22年のことですから、全然と否定表現を限定して
使うようになったのは極最近のことです。逆に、意味を狭めて使うように
なったわけで、全然と否定表現に限定のほうが日本語の歴史から見たら
本来の日本語ではないという見方はできるわけす。

平安時代には、全然は肯定の意味で使われていたようです。それから
斜陽を見ても分かるように、昭和20年代前半まで肯定の意味で使われていた。
つまり、平安時代から昭和初期までの日本語の正しい使い方が
戦後に、間違った使い方に強制的に変えられたと見ることもできます。

日本語の乱れを指摘して日本の伝統を守ろうなど言っている人が
実は乱れた日本語を、日本の伝統だと思っていた皮肉です。

戦後には、漢字も制限されました。外来語のカタカナ語は意味がよく取れない
ものが多いですね。全然肯定問題は、戦後世代は、日本の伝統とは離れたことを
日本の伝統と勘違いして思っていることの一例でしょうか。

全然肯定の問題が言われる時によく指摘されるのが「とても」の正しい使い方です。
とてもは否定としか使わなかったのが、肯定とも使うようになりました。
芥川龍之介は、とてもを肯定と使うことに批判的な文章を書いてましたよね。
つまり、今のとてもの使い方は乱れた日本語として定着した結果のことです。

全然肯定に違和感を覚えることと、本来の日本語の在り方は分けて考えないと
いけないですよね。日本語の歴史や文化を考える際には、個人的な感情は
なるべく排除する必要がありますね。
Comment by 全然 @ 2007/01/15 12:42 AM
たくさんの例を探してくださり、ありがとうございます。確かに「あますところなく」の意味でたくさん使われていますね。(ただ「全然違っています」は否定表現ですが)

私と全然さんとでは、「正しい日本語」についての考え方が想像以上に大きく違うようです。

変化する言葉の中で「正しい日本語」を決めるには、数十年という期間が適正のように感じますが、全然さんはそうではないのですね。1・2年では「変化」でなくて「流行り」でしょうが、その期間を戦前にまで広げるのはどうなのでしょうか。過去とか伝統とかを重視すると、古文になってしまいます。

変化する言語の中で、「正しい日本語」を設定するのに適当なスパンというのは、どのくらいでしょうか。私は世代で変化すると考え、30年くらいだと思います。

皆さんのご意見をお待ちしております。
Comment by 左近 @ 2007/01/15 12:37 PM
私は絶対的に正しい日本語など無いという意見です。
多数が正しいとか美しいとか感じる言葉があるだけ。
多数が理解できる言葉があるだけ。

歴史的には、全然+肯定を許容する人が多数派を形成していた時期がほとんどであったが、昭和から平成の一時期少数派になったということでしょう。
Comment by あぼがど @ 2007/05/22 3:44 PM
絶対的に正しい日本語など、当然ないでしょうね。

ただ、教科書や新聞で目にする日本語に、共通するものを感じませんか。私が考える「正しい日本語」とは、これらに近いものだと思います。決して多数派を肯定している訳でもありません。

日本語に限らず、歴史・地理・医学などの多くの学問も、時代や研究とともに変化していきます。日本語を学問として考えたことがある人なら、正しい日本語の必要性もご存知ではないでしょうか。

極端な例ですが、「花より男子」でこんな台詞がありました。
「日本語に強いも弱いもないだろ。言葉なんだから。」
これこそまさに、私と対照的な考えです。
Comment by 左近 @ 2007/05/27 5:56 PM
左近様、

面白い話題をどうも。


>正しい日本語の必要性

とのことですが、それと同時に何が正しいのかをはっきり決めるのは常に難しい(というか殆ど不可能)という現実もあります。(今話題になっている「全然」もその実例でしょう。)

また、本当に必要なのは「正しい日本語」なのか、それとも「確実に通じる日本語」なのか、という問いも常に有効なのではないでしょうか。この「全然+肯定」の例の場合、仮にそれが誤用と認識されるとしても意味は確実に通じるわけで、そういう意味では、正誤としてよりも寧ろスタイルの違いと考える方が良いのではないでしょうか。(その点では誤用で意味が通じなくなるような他の緒例とは違いがあると思います。例えば「流れに棹差す」等。)

現時点での話し言葉では、より正式な感じのするお行儀の良いスタイルは「全然+否定」であって、「全然+肯定」はくだけたスタイルである、と言っておけば、ほぼ間違いないのではないでしょうか。

一方、文学的な文章では、むしろ漱石や啄木を思わせるようなやや古風な文体を意図的に使う中で、敢えて「全然+肯定」を使うというような、ペダンティンクな使い方も当然あるかと思います。現在でも。

また、歴史的な経緯を振り返れば、「全然+肯定」を排除すべき理由は特段見当たりません。それが使われなくなったのはあまりにも最近の事であり、しかもかなり限られた期間のことですから。(さらに言うと、「全然」を否定との組み合わせでのみ使うという用法は元々俗用であったのが、1960年代頃に幅を利かせだしたに過ぎない、という可能性もあります。)

さらに、語構成の面から見ると、「全然」は、猛然・泰然・憮然・唖然・愕然などと同じように、「一字めの漢字であらわされる様子で」という意味をあらわす二字熟語の構成ですので、単に「全く」という意味で(否定に限らず)使われるということ自体は、一般論として何等おかしくはありません。ですから、今後とも「全然+肯定」が排除されてゆく可能性はあまり高くないのではないでしょうか。

ただ、「全然」が否定との組み合わせでのみ使われるようになったこと自体には、歴史的な経緯とは別に、言語的な(内的な)理由があったのかも知れません。(たとえば否定の非対称性とか・・・)  そのへんを考えてみると面白いかも知れません。

Comment by 権兵衛 @ 2007/08/23 10:00 PM
権兵衛さんは、「ナウい」という言葉を聞いて、どう思いますか。意味が確実に通じれば、正しい日本語ということでしょうか。

正しい日本語を考える上で、幅広い世代で運用されていることと、流行語ではない日本語としてある程度の期間定着していることが必要だと思います。

少なくとも日本語教師が「流行語」を「正しい日本語」として教えてしまっては、「ナウい日本語」のはずが「ダサい日本語」になってしまいます。
Comment by 左近 @ 2007/08/23 11:06 PM
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Comment by - @ 2010/02/28 3:29 PM
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Comment by - @ 2010/06/23 11:54 AM
全然美味しい
全然綺麗
全然ちょうどいい

やはり私は変にきこえてしまいます。
Comment by かなえ @ 2014/11/02 7:29 PM
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Comment by - @ 2015/05/26 11:43 PM
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Comment by - @ 2016/05/13 12:14 AM
最近の日本語は明らかに変です。教師からメディアから国会議員まで、まともな言語になっていない言葉を使って話しているのをよく耳にします。何か非常に幼稚に感じますよ。全然大丈夫もそうですね。もう漢字で書くのを止めた方が良いレベル。全く大丈夫の方がまともに聞こえる。
Comment by 名無し @ 2017/02/14 4:51 PM
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