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「違った」と「違かった」

「違かった」という言葉遣いが広まっていますね。正しくは「違った」です。この間違いは多くの方も気になっているようですね。

そこで、日本語教師としてこの間違いを考えてみました。原因は3つ考えられます。

1.動詞の活用ミス
「ません」が「ないです」、「ました」が「たです」と、動詞も「です」で言う人が増えていますが、その人達が活用を誤った可能性があります。
  例:ちがったです→ちがかったです

2.品詞の勘違い
以前もい形容詞との勘違いを取り上げましたが、これもその可能性があります。名詞の「ちがい」をい形容詞と間違えると「ちがかった」になります。
  例:おいしい→おいしかった、ちがい→ちがかった

3.方言
関西弁など社会に根強く残っている方言は、一部の人からでもメディアを使って全国に広まる可能性があります。母語の習得過程にある若者はこの影響も受けやすいので、正しい日本語が何かも分からずに使ってしまうかもしれませんね。

私は文法的に考えてしまいがちなので、1の「活用ミス」か2の「品詞の勘違い」と思っていますが、3の「方言」の可能性も否定できません。方言についてご存知の方がいらっしゃいましたら、コメントでご指摘ください。

補足として、使用状況をグーグルで調べてみました。
  違った:違かった   = 21200000:84300 = 100%:0%
 ちがった:ちがかった  =  1140000:17300 =  99%:1%
違いました:違かったです =  2370000: 150 = 100%:0%

1回では漢字変換されないはずなのに、これだけの人が使っているんですね。

 


この記事のカテゴリー:若者言葉 , comments(7)

コメント

なんと検索すると7万件以上もヒットしました。
こうやって言葉遣いは変わっていくのかなと思いました。
言葉遣いが変わることは悪いことではないと思うのですが、最近はだらしない感じで変質しているような気がします。
Comment by BF4 @ 2006/06/12 10:05 AM
私が補足でパーセンテージを示しましたが、現状ではこの言葉遣いに変わっていきそうな気配はありませんね。一部の人が使う言葉、もしくは一過性の言葉であるように思います。

ただ、外国人が一過性の言葉を日本で覚えてから母国へ帰ると、「ナウいですね」なんて状態に陥りますからね。教師はそれが心配です。
Comment by 左近 @ 2006/06/12 6:36 PM
私の地元では、「嫌だった」と言うのを「やだかった」と言います。「違った」も「違かった」です。祖父母も使うので方言だと思います。
Comment by @ 2006/06/28 4:41 PM
どうも、ありがとうございました。やはり、このような言葉を使う地域もあるんですね。

もし方言が広まったのなら、母語が確立していない若い人ほど影響を受けてしまうのも、分かる気がします。
Comment by 左近 @ 2006/06/28 5:12 PM
わたしは茨城に住んでいるのですが、
茨城弁の本に、「ちがかった」が載っていました。

わたしは物心ついたときには、
もう「ちがかった」を使っていました(笑)
Comment by むっちゃん @ 2012/08/23 6:57 PM
茨城方言だとこうなるんですか。どうもありがとうございました。
では、「飲みます」は「飲みかった」になるのでしょうか。「違かった」だけが特別なのでしょうか。
Comment by 左近 @ 2012/08/24 10:25 PM
若者は「2.品詞の勘違い」もよくしますが、
最近は過去形にやたら「かった」をつけたがる気がします。
「だった」だと丁寧な感じがして。
Comment by 検索できました @ 2014/02/24 12:31 PM
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