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裁判員制度で集団的圧力と冤罪が増えるのでは

裁判員制度が開始されました。素人が人を裁くことへの倫理観や、残虐な殺害方法を見聞きした場合の心的影響、情報漏洩に対する罰則などについて議論があるようですが、真に議論すべきは「集団的圧力」と「冤罪」ではないでしょうか。

「集団的圧力」の例として、松本サリン事件があります。
─ 松本サリン事件 ─
オウム真理教松本支部の立ち退きを周辺住民が求めていた裁判におけるオウム真理教側の敗訴の公算が高まったことがあった。オウム真理教の教祖麻原彰晃(松本智津夫)は、この状況を打開するために、同教団信者である村井秀夫・新実智光・端本悟・中村昇・中川智正・富田隆・遠藤誠一らに、裁判を担当する判事の殺害を指示した。これを受け、同信者らは長野地方裁判所松本支部官舎に隣接する住宅街にサリンを散布した
─ Wikipedia「松本サリン事件」より抜粋 ─

被告人個人が裁判員に対して何かをするのは難しいでしょうが、ヤクザ・カルト宗教・在日外国人組織のような大きな組織の人間が被告人になった場合は違います。傍聴人として潜入した関係者によって裁判員の顔を覚えられ、退廷後に尾行され、氏名や住所が明らかになった状態で無罪にするよう脅迫される、といった危険が裁判員の身に発生しかねません。

次は「冤罪」についてです。

まずは、皆さんが被告人になった場合を想像してください。無実の罪だったら、従来通りの裁判官のみの裁判で真実を追究してほしいと望むのではないでしょうか。逆に、罪のある身で裁判を受ける場合は、裁判員の心情に訴えかけることもできる裁判員制度の方が、無罪や減刑の可能性も高いと考えるのではないでしょうか。

証拠のみで判決を下すよう訓練を受けた裁判官でさえ、痴漢冤罪のようなことが起こるのに、一般社会で人を判断してきた裁判員が、被告人の印象や思い込みに影響を受けないはずがありません。裁判員制度によって、冤罪や極悪人の無罪判決などが増えるのは、分かりきったことです。

個人的には、裁判員に指名されても冷静に判決を下せるとは思うのですが、その後、ただの通行人に対しても被告人の関係者ではないかと警戒するようになることを考えると、裁判員を拒否したくなる人の気持ちも分かります。また、自身が無実の罪で起訴された場合のことを考えると、事件の目撃者にすらなりたくないという気持ちも湧いてきます。

この裁判員制度は、まっとうな人生を歩んでいる人にとってリスクでしかありません。納得のいかない判決を下された被害者家族の方には申し訳ありませんが、所詮他人とは他人のままでいたいというのが、多くの国民の本音ではないでしょうか。

 


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