「勝ち切る」なんて日本語はない
2008.11.23 Sunday
最近、サッカーなどで「勝ち切る」という言葉が使われるようになりましたが、皆さんは違和感を感じませんか。
例:この試合でも勝ち切れませんでした
そもそも「○○切る」は、「あることを完全にする」とか「完全に○○な状態」などを意味します。
例:42.195kmを走り切る
澄み切った空
「勝つ」はいうまでもなく結果ですので、中途半端な「勝ち」はありません。リードしている状態を「勝っている」ということはありますが、「勝つ」は結果に対して使われます。「勝つ」「逃げ切る」「守り切る」「競り勝つ」と言うべきところを、わざわざ「勝ち切る」と変な言葉で表現する状況はありません。
他に「シュートを決め切れない」のような使い方も耳にしたことからも、どうもスポーツ関係者の日本語に問題があるように思います。
例:この試合でも勝ち切れませんでした
そもそも「○○切る」は、「あることを完全にする」とか「完全に○○な状態」などを意味します。
例:42.195kmを走り切る
澄み切った空
「勝つ」はいうまでもなく結果ですので、中途半端な「勝ち」はありません。リードしている状態を「勝っている」ということはありますが、「勝つ」は結果に対して使われます。「勝つ」「逃げ切る」「守り切る」「競り勝つ」と言うべきところを、わざわざ「勝ち切る」と変な言葉で表現する状況はありません。
他に「シュートを決め切れない」のような使い方も耳にしたことからも、どうもスポーツ関係者の日本語に問題があるように思います。