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ハリー・ポッターの翻訳は難しい?

ハリー・ポッターには誤訳が多いそうですね。(参考サイト「ここがおかしい、ハリポタ日本語版」)

このサイトを読むだけで英語の勉強にもなるのですが、それ以上に意思伝達の難しさを再確認させられたような気がします。

日本語教師と翻訳家には、意思を正しく伝達するための協力者という共通点があります。しかし、日本語教師が教える日本語は、複数の学習者を通して無数の日本人相手に使われることになるため「汎用性」が重要で、翻訳家が訳す日本語は、1人の著者の意思を正しく理解して無数の日本人に伝えるため「正確性」が重要という相違点があります。

どちらも言語の専門家なんでしょうが、やはり大きく違いますね。

ところで、もし著者の表現が稚拙だったり間違いだらけだった場合、翻訳家の方は、それを忠実に再現するのでしょうか。それとも、正したり補ったりするのでしょうか。

今の日本人の日本語は、ハリー・ポッター以上に訳し辛いように思います。

 


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格差拡大!英語は3歳から?

私は初等教育で英語を導入することに否定的でしたが、これがいかに少数派の意見かが分かりました。<記事

最も多いのが「3歳」から。「13歳以上」は「分からない」を含めても6分の1程度。「『英語は後からでもいい、まず日本語をしっかり学べ』と主張してるとしたら、見識だ」といった文も書かれていますが、全体として競争的な英語教育を後押しするような内容です。

しかし、このような社会とのずれを認識しながらも、私は改めて初等教育で英語を導入することに否定的になりました。

小学校での英語教育に賛成された方が多かったようですが、その結果どうなったでしょうか。記事のような「3歳から習わせる」までに競争が激化し、一方では、国語力の低下が問題になっています。もちろん、マスコミが国民の英語コンプレックスを刺激したのも原因でしょう。

エリート教育の真似事を国民全体にすることは、競争的(早く始めれば皆より有利)教育を加速させることであり、競争的教育を加速させることは、親の経済力による格差を広げる結果になると思います。

私は英語が義務教育の主要な項目であることにすら懐疑的です。基礎学力の上に専門分野があり、それに語学を加えるのが本来あるべき教育の順序ではないでしょうか。

本格的な英語教育は、大学への進学を希望する高校生からでいいと思います。

 


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日本人の英語力ワースト2位に問題でも?

「ワースト2位」ってほんと?日本人の英語力
産経新聞の以前の記事に対し、単純な国際比較は意味がないという意見の投稿があったそうで、それに対する追加情報が掲載されていました。

しかし、意味がない訳はありません。悪いことを認識した上で、どうするべきかを考えるべきではないでしょうか。

記事は「日本の英語はワースト2位という現実ほど問題ではない」と印象付けるかのような書き方で、疑問です。具体的な箇所は以下の通りです。

・「中国、韓国、台湾の学生は日本の学生とは勉強時間が違う」という文を載せるのなら、ゆとり教育を批判すべきです。
・「『文法・構文重視』から『コミュニケーション重視』に転換」という文を載せるなら、テスト結果がさらに低下することを警告するべきです。
・そもそも、「英語力ワースト2位」は学力低下を示していません。「第二言語習得」とすればアメリカ等が日本の下に入るはずです。日本の国際競争力を保つというのなら、英語よりも技術・数学・科学の必要性を説くべきです。

要するに、この記者も投稿者も含めて、日本人の多くは英語の必要性をそれほど感じていないのではないでしょうか。現在の英語に傾倒する教育は、マスコミと一部の人間が日本人の英語コンプレックスを刺激した結果に思えてなりません。

以前の記事と内容が重なるため書きませんが、「英語ワースト2位」よりも「数学・科学の学力低下」や「国語力低下」の方が重大です。

 


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