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え!「まいりましょう」「いただきましょう」

「まいりましょう」や「いただきましょう」という言葉遣いは正しいのでしょうか。

例えば食事の場合ですが、目下の人は目上の人が箸をつけるまで待つというのが常識です。何かを終える時も、目上の人が「じゃ、そろそろ」などと切り出したら終わるというのが常識です。

つまり、目下が行動の主導権を取ってはいけないのです。

そこで冒頭の「まいりましょう」や「いただきましょう」ですが、謙譲語を使っておきながら、自分が皆を率いるような行動を取っています。これは正しいのでしょうか。

最近このような言葉をよく耳にするようになりましたし、日本語教師の中にもこう言う人がいるので、私が常識だと思っていたことなのに自信がありません。皆さんは違和感を感じませんか。

「まいりましょう」では皆を率いてしまうので、案内や先導をする時は「どうぞ」と言うのが正しいと思います。「まいりましょう」と言えるのは、水戸黄門のような偉い人だけではないのでしょうか。

 


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誤用 申されます

「申す」は謙譲語です。話し手が相手を敬って言うことです。それなのに、「申されます」という使われ方って意外と多いですよね。なぜなんでしょう。

まず、尊敬語と謙譲語がこんがらがっている人がいるでしょう。
次に、尊大語を知らず知らず使っている人もいるでしょう。
最後に、単純な言い間違い(書き間違い)もあるでしょう。

googleで検索した結果が次ぎの数値です。
 申されます     43100件
 おっしゃいます  862000件

20人に1人くらいの割合でしょうか。

敬語が使えない人は、全部「言う」でもいいのではないでしょうか。敬意はなくても失礼ではないのですから。

 


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敬語の分類よりも対象を明確に

敬語の分類が5つになるのをご存知でしょうか。<記事

敬語が正しく使えないというのは確かに問題ですが、分類法を改めることでは何の効果もありません。まずは、誰に対して敬語が必要かを明確にすることではないでしょうか。

敬語を使う対象は「上司」「先輩」「客」「他人」「年長者」などで、どれか1つでも当てはまれば敬語を使います。個人や状況により差はありますが、決して人を上下に分けることではありません。

そのため、他人に道を尋ねる場合などは、相手が年下であっても敬語を使うことが望ましいです。もちろん、友人や家族に道を尋ねる場合は敬語を使う必要はありません。

また、中途採用で自分より後に年長者が入社した場合など、お互いに敬語を使いあうこともあります。少々の役職差があっても、他部署の人間には敬語で話す会社もあります。ご近所との会話も敬語が一般的です。教師間も敬語です。

「目上」を年齢だけで判断している人や、客なら店員に対する失礼な口調も許されると考えている人こそ、敬語を勉強し直す必要があるのではないでしょうか。

対象を正しく理解していれば、敬語は自然と日常に溢れてきます。

残念ながら、敬語に関しては、日本の学生よりも韓国人留学生の方が優れています。やはり、対象を正しく認識しているかどうかの差ですね。

 


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